盆に乗せた豆腐を手に持つ子供の姿の妖怪。
過去の妖怪画では、一般には頭に竹の笠をかぶり、丸盆を持ち、その上に紅葉豆腐(紅葉の型を押した豆腐)を乗せた姿で描かれていて、江戸時代の草双紙や怪談本に多く登場しました。悪さをする妖怪では無く、小間使いのように扱われていることが多かったようです。また、幕末から明治時代にかけては凧の絵柄、すごろく、かるたなどの玩具のキャラクターとしても親しまれていました。
草双紙:江戸時代中頃から江戸で出版された絵入り娯楽本
ゲゲゲの鬼太郎では、3期で豆腐小僧の話がありますが、その他の期ではモブキャラとしての登場でした。また、6期でもモブキャラとして何度か登場していますが、61話「豆腐小僧とカビパンデミック」でメインの妖怪として登場予定です。
3期では、106話「とうふ小僧と山神(やまのかみ)」で登場しました。
豆腐小僧は、山神の部下で、森の木を切り倒していく人間に怒って、カビを仕込んだ豆腐を作業員に食べさせてしまいます。作業員はカビまるけになり、この作業員の中にいたねずみ男も、砂かけ婆の妖怪アパートでカビまるけになりました。
鬼太郎は豆腐小僧の元へ行きますが、ねずみ男のカビを取るときにカビを吸い込んでしまっていたため、カビだっらけになってしまいます。
一方人間は、新たな作業員を雇い、森の木を切り倒し続けました。
目玉おやじは、カビを取って貰うために天井なめを呼びます。天井なめは、自分の胃液を水で薄めてエキスを作り、それを吹きかけることで皆のカビを取り去りました。
ユメコと子泣き爺、は、人間達のカビを取るために、エキスを持って森へと行きますが、その途中でとうふ小僧が現れ、分身の術を使い、ユメコ達を人質にします。
カビの取れた鬼太郎達は、再びとうふ小僧の元へ向かいますが、とうふ小僧の分身の術に苦戦します。しかし、目玉おやじが弱点を見抜き、分身の術を破られました。
そこに山神が現れ、事情を聞いた鬼太郎達は、人間達を脅かして森から追い出しました。
5期では34話「流浪!妖怪あずきとぎ」他で登場しました。
妖怪横丁の住人で豆腐屋をやっています。あまり出番は無く。基本モブキャラとしての登場です。
6期では1話「妖怪の棲む街」他で登場しています。
吸血木になってしまった鬼太郎の枝に姿を現しています。
その後も何度かモブキャラで登場しており、61話「豆腐小僧とカビパンデミック」でメインの妖怪として登場予定です。。
妖怪画
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竜斎閑人正澄画『狂歌百物語』より「豆腐小僧」 |
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勝川春亭画『大時代唐土化物』一つ目の豆腐小僧 |
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北尾政美『夭怪着到牒』大頭小僧 |
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