ゲゲゲの鬼太郎 妖怪「ぶるぶる」

2019年6月8日土曜日

妖怪ハ行

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1期で登場した妖怪ぶるぶるは、線だけで描かれていました。



『今昔画図続百鬼』によれば、恐怖を感じた人間の首筋がぞっとするのは、ぶるぶる(震々)が人間の襟元に取り憑くためであり、別名「臆病神」「ぞぞ神」ともされています。

ゲゲゲの鬼太郎では、1.3.4期で登場しました。なお、6期では60話で登場予定です。

1期では23話「峠の妖怪」で登場しました。


暗闇などで人の背筋を震えさせる妖怪で、封じ絵の中に閉じ込められていたが、大掃除の際に焼かれ、解放されてしまいます。

妖怪眼鏡を使わないとみることが出来ず、ぶるぶるが体内に入ると、その人間は徐々に体温が下がり、しまいには凍死してしまう。

鬼太郎は、髪の毛針でぶるぶるを木に縫い付けますが、キクラゲと思ったねずみ男が食べてしまいます。

ねずみ男をフロに入れ、熱に耐えきれず出てきたところを鬼太郎が吸い込み、風船に詰めて空に放ちました。

1期では、線だけで描かれており、言葉は話しませんでした。


3期では25話「妖怪ぶるぶる」で登場しました。


3期でも1期同様に妖怪眼鏡を使った鬼太郎に見つけられ、髪の毛針で木に縫い付けられます。

ねずみ男が、ユメコに束させる鍋の材料に持って帰ります。

ぶるぶる入りの鍋を食べたユメコはぶるぶるに取り憑かれます。

鬼太郎が彼女を入浴させることで追い出され、鬼太郎と化け火に追い詰められ髪の毛針で岩に縫い付けられ、そのまま岩に封じられました。


4期では90話「峠の妖怪・ぶるぶる」で登場しました。


臆病な人間にしか姿が見えず、棲み処に引きずり込んだ臆病な人間が怖がることで寿命を奪っていました。

しかし、捕まえた人間が勇気を取り戻すことで、力を失ってしまいます。

ねずみ男の体内に隠れますが、つるべ火にあぶられて出てきたところを霊毛ちゃんちゃんこに包まれ、されにつるべ火であぶられて消滅してしまいました。

4期でも鬼太郎はぶるぶるを見るために妖怪眼鏡を使っていました。


基本的な見た目はあまり変わっていませんが、徐々に描写が細かくなってきている感じです。

見た目は、下で紹介する妖怪画とよく似ています。

妖怪画


鳥山石燕『今昔画図続百鬼』より「震々」
鳥山石燕『今昔画図続百鬼』より「震々」



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