黒坊主は、明治時代の東京に現れたという妖怪、または熊野の民話、江戸時代の奇談集『三州奇談』などに登場する妖怪。
『郵便報知新聞』第663号の記事によれば、東京都の神田の人家の寝室に毎晩のように現れ、眠っている女性の寝息を吸ったり口を嘗めたりしたとあり、『三州奇談』には、石川県能美郡(現・能美市)の長田川のそばに目鼻や手足の区別のわからない黒坊主が現れて伸び上がり、ある人が杖で突くと、川へ逃げ去ったとあります。
ゲゲゲの鬼太郎では、6期62話「地獄の四将 黒坊主の罠」で四将の一人として登場予定です。
過去の作品では5期20話「闇からの声!幽霊スポット」で登場しました。
ヒョウのようなアタマの黒い霧の妖怪で、幽霊スポットに来た人間を襲っていました。
言葉は話しておらず、鬼太郎の体内電気も耐え抜き、体力を消耗した鬼太郎は敗北寸前に追い込みました。
最後は、自らを犠牲にしたうわんによって永遠の闇の中に封印されました。
尚、第47話での妖怪大裁判で霊体で登場しています。
妖怪画
![]() |
『郵便報知新聞』第663号(月岡芳年画) 神田で女性を襲った黒坊主 |
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。