今回発表されたのは、ソフトバンクの回線契約をしなくてもスマホを最大半額OFFで購入出来るという物です。ソフトバンクユーザー以外も利用可能で、ソフトバンクユーザーには9月16日から提供開始、その他のユーザー向けは9月26日から提供されます。
最大半額オフといっても、月額390円のプログラム用が別途必要になるので、実際に半額にになるわけではありません。
「半額サポート+」のシステムはこれまで通りで、「ソフトバンクでの機種変更」という条件が「ソフトバンクからのスマホ購入」に変化しています。
4年契約の割賦契約でスマホを購入し、2年間利用した後、
「ソフトバンクから新しいスマホを購入」した上で「利用中のスマホを返却」すれば、最大2年分の残債が支払免除になります。回線契約が必須では無い為、他社ユーザーも利用可能です。
総務省の新ガイドラインでスマホ販売の割引額を「上限2万円」としていますが、それは携帯回線とセットで販売する場合で、スマホだけを販売する場合は、上限2万円の制限は適用されません。よって半額サポート+では、下取りを含めて2万円以上の割引を提供することが可能となります。
「半額サポート+」が総務省のガイドラインの主旨に反していないことについては、総務省に確認済みとのことですが、ガイドラインの隙間をついた手法ですね。
ソフトバンクは、2年縛りを廃止しているので可能な手法だと思いますが、注意が必要なのは、分割で購入したスマホは、
100日間SIMロック解除が出来ません。また、2年経過後に返却時し新機種購入時にスマホが壊れているなど、下取り条件を満たさない場合は、2万円の支払いが必要になります。ソフトバンクが販売時に用意する有料保証サービスに加入している場合は、2000円の支払いで利用できますが、有料保証サービスに加入するためには
ソフトバンクの回線契約が必要となります。
ワイモバイルならソフトバンクで購入した端末を利用可能かもしれませんが(未確認)、auやNTTドコモユーザーは、SIMロックが解除出来る100日後まで使えないので、実質的にソフトバンクユーザー向けと行って良いと思います。
回線との繋がりが無くなることで、売却も自由に出来ると思いますので、残債の残った端末の売却時の取り扱いにも注意が必要そうです。
他社ユーザーがソフトバンクを訪れる接点とするため、「半額サポート+」を活用する方針とのことですが、「半額サポート+」は、他社ユーザーも利用可能とは言え、端末保証も出来ず、100日間は使用出来ないことも有り、総務省のガイドラインの隙間をついたソフトバンクユーザー向けのプログラムですね。
ソフトバンクらしいと言うか、良くこんな事考えつくなと感心します。ただ、ソフトバンクユーザーに取っては、半額サポートの継続になるので、良いかもしれませんね。
システム的には、他キャリアで使用する端末の値引き費用をソフトバンクユーザーが負担する事になるので、いかがな物かとは思います。
なお、NTTドコモは6月からスマホを36回の分割払いにし2年後に返却すれば残り12回分の支払いを免除する「スマホおかえしプログラム」を導入しており、10月以降も利用出来るようです。auについては、まだ発表はありませんが、9月末までに端末の新たな販売方法を発表するとみられます。
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